私は仙台市で相続放棄された遺品整理の回収業務を行っています。葬儀の慌ただしさも一段落された遺族様には遺品整理という大仕事が残されます。
亡くなられた故人様が集められた趣味の品々、それはひとつひとつ大切なものであったのでしょうが、遺されたご遺族が一番困るのは、それをどう処分するかになります。価値の高い、すぐにでも換金できる「名品」は別にして、山のような品々を前に途方に暮れておられるご遺族がたくさんおられるということを、数年来仙台市で遺品整理回収業を始めてからしばしば目にいたします。
引き受け手のない品々をどう処分するかは大変デリケートな面も含んでいるので、これらは専門業者である私どもにぜひお任せください。私どもに連絡される前にこれだけはお願いしておきたいものがあります。
例えば絵画であれば、箱を必ず残しておいてください。仙台は古い歴史があり、隠れた名品もある可能性が大きい都市ですので、画家が何者であるか、いつ描かれたものなのか、こうした「情報」のある箱は大変貴重なのです。しかし、箱はしばしば「邪魔になる」という理由で捨てられてしまうケースがとても多いのです。箱が決め手となって、故人が収集された絵画が再び脚光を浴びるかもしれません。故人の思いが新たな所有者に引き継がれ、日々鑑賞されることも可能性としてはおおいにあります。天国の故人はきっとこうした事態になれば喜んでおられるに違いないと思っております。